外壁塗装の見積もり費用適正な相場はいくら?

こんにちは、外壁ショップのリフォームアドバイザー竹内です。
大切なお住まいにひび割れや塗装の傷みを発見した時ってショックですよね。
「ずっと気になっていたんだけど、ついつい後回しにしてしまって…」
塗装費用が高くつくのではないかしら?とご不安になられることでしょう。

そこで、気になる外壁塗装の費用相場と実際にかかるお金のお話についてお伝えしますので、ぜひお読みいただき検討材料の一つにご参考ください。

外壁塗装費用の相場

一戸建て住宅の外壁塗装費用は、壁の面積や塗料の種類、住宅の傷み具合、立地によって変動します(外壁塗装の内訳を参照)。

なお、外壁塗装とは別に屋根塗装を行うとあらためて足場を組み直さなくてはいけません。同時に行うことで、足場にかかる費用を節約することができます。

そこでまず、その他の住宅では外壁塗装費用がどれくらいかかるのかをご紹介したいと思います。見積もり費用の内訳についても引き続き解説いたしますので、まずは比較的よく見かけタイプの住宅を例として費用感の概算をご参考ください。

外壁塗装費用の内訳

外壁塗装の費用は、塗装する壁の面積と塗料の種類、下地処理や住宅の立地による工数で決まります。

つまり、住宅が大きいと壁の面積も増えるため費用は高くなります。
防水性や耐久性など機能性の高い塗料はお値段も高めになります。

また、築年数が経過してひび割れやクラックなどの傷みが発生していると、下地処理が必要なためその分の費用がかかります。

さらには、住宅に近接してカーポートがある場合など足場に工夫が必要になる場合も同様に費用が別途必要になるケースもあります。

塗料の種類による費用比較

外壁塗装に使う塗料は、顔料・樹脂・添加剤・溶剤により構成されていて、これらの配分の違いで価格や機能性が大きく変わってきます。

中でも樹脂の役割は重要で、塗装して溶剤が乾燥した後に顔料を塗膜として外壁材に密着させる働きをもちます。この樹脂が多いほど高価な塗料となり、耐久性も高くなります。

アクリル塗料

もっとも低価格な塗料。ひび割れや色褪せが発生しやすく、耐久年数が5〜6年と短いため、短期間での塗り替えをされる場合に向いている塗料です。
床面積30坪で約35万円。

ウレタン塗料

アクリル塗料よりは防水性と耐久性がある塗料。耐久年数は7〜10年と長くはありません。5〜7年サイクルで塗り替えを考えておられる場合に向いているやや低価格な塗料です。
床面積30坪で約45万円。

シリコン塗料

長期的なコストパフォーマンスに優れた塗料。耐久年数は10年、艶や光沢が比較的長く続きます。品質の良さと手頃な価格で、もっとも人気の塗料です。
床面積30坪で約70万円。

フッ素塗料

高品質で高耐久な塗料。航空宇宙産業機器に使用されるほどの耐熱性、耐寒性に加え、低摩擦性や不燃性など数多くの機能を持ち、耐候性も他の塗料に比べ抜群に優れています。耐久年数は15〜20年と長期間美しさをキープされたい場合に向いている塗料です。
床面積30坪で約85万円。

洗浄・下地処理にかかる費用

外壁塗装をする前には必ず洗浄処理が必要です。洗浄せず汚れた外壁のまま上から塗装をすると、1〜2年で塗料が剥がれてしまう可能性があるからです。

建物が古い場合は洗浄せずそのまま外壁塗装をするという業者もいますが、良いことではありません。きちんと洗浄して下地処理をして塗装をするのがベストです。

洗浄処理には、水による高圧洗浄で剥がれかけの塗料やコケ・汚れを洗い落とす方法が使われます。さらには、壁に根を生やしたカビなどを根こそぎ落とすバイオ高圧洗浄という方法もあります。

洗浄の次は下地処理です。クラック(ひび割れ)やシーリング材の補修を行います。

細くて浅いクラックは、弾性フィラーなどの下塗り材を刷毛で刷り込んで補修します。
幅が0.3㎜以上、深さ5㎜以上ある深いクラックは、ひび割れをシーリング材で埋めて補修します。

シーリング材は、建物の防水性や気密性を保つため継ぎ目や隙間に充填する材料です。10年も経つと劣化して亀裂が生じ剥がれたり隙間ができたりします。外壁や建物の内部を傷めてしまう原因にもなってしまいますので、シーリング材も高耐久なものに打ち替えするのがベストです。古いシーリングの上から増し打ちするのはおすすめしません。

住宅の立地による費用比較

住宅にカーポートなどが密接している、急勾配がある、などの理由で足場を組む際に工夫が必要であるなどすると、別途費用がかかる場合があります。

外壁塗装費用が高い・安いの違いとは

外壁塗装の費用は、塗装する壁の面積と塗料の種類、下地処理や住宅の立地による工数でだいたい決まることをお伝えしました。

それでも、相見積もりをすると外壁塗装業者によっては費用にばらつきが出ます。
この違いはなんだと思われますか?理由としては以下が考えらえます。

  1. 仲介費用
  2. 人件費・地代など固定費用
  3. 宣伝費用

1. 仲介費用

一括見積もりサイトや仲介業者やを挟むと手数料がかかることが多いです。
そうなると、そのコストが外壁塗装費用に上乗せされ高くなる可能性が考えられます。

ですので、自社スタッフもしくはそれに近い形の外壁塗装業者であれば、これらが乗る心配はなくなり、お客様に無理なく低価格でサービスを提供することができます。

2. 人件費・地代など固定費用

たくさんの営業マンがいて会社から営業電話をかけて営業する、訪問して営業するというのはもっともコストのかかる営業スタイルであると言えます。

よって、こういう電話営業や訪問営業の外壁塗装業者は「高い」ということになります。

逆に、自動見積もりシステムや自動入力フォームによる問い合わせシステムを導入している外壁塗装業者は、ウェブを上手に活用することで人件費など固定費用をおさえることができますから、その分お客様に無理なく低価格でサービスを提供することができます。

3. 宣伝費用

会社の知名度を上げるために、タレントや有名人を使ってCMを流すと莫大な費用がかかります。よって、テレビなどの媒体で大々的に宣伝をしていたりする場合も、そのコストが外壁塗装費用に上乗せされ高くなることが考えられます。

逆に、ウェブマーケティングを積極的に活用している外壁塗装業者は、広告宣伝コストを抑えることに成功していることが多いため、お客様に無理なく低価格でサービスを提供することができます。

外壁塗装費用が高い・安いの違い 結論

これらのことから、非効率的な営業方法や派手な宣伝方法の塗装業者は高いということがご理解いただけたかと思います。

一方で、ウェブを上手に活用し経営努力をしている塗装業者であれば無理なく低価格でのサービスを提供することができますから安心、ということになります。

反対に、サービスを安く提供できる理由がないにも関わらず費用が異様に安い塗装業者は、無理をしている可能性があります。技術のクオリティに心配があることを否定できない、とも言えます。

少しでも外壁塗装費用を安く抑えるには

無理のない低価格かつ希望を満たしてくれる外壁塗装業者を選定することが必要なのはいうまでもありません。

が、それでもなお少しでも費用を安く抑えたいという場合は、

  • 塗料のランクを下げる
  • 工期をずらす
  • 補助金や助成金を使う
  • 劣化が進む前に対処する

などがあります。これについては別記事でご紹介したいと思います。

外壁塗装費用をローンで支払いするには

外壁塗装費用の支払い方法としては、銀行振込を利用している塗装業者は大変多いです。
しかし、何十万、何百万円もの塗装費用を現金で振り込むのはなかなかハードルが高く、ご不安も大きいことと思います。

そこで、ローンの取り扱いをしている塗装業者を選定されると、ローンによる分割支払いを利用することができます。

当外壁ショップであれば、アプラス社の「ゆとり R 35リフォームローン」をお使いいただけます。200万円の融資で35年分割なら、金利年2.5%となり月々7,150円のお支払いとなります。

大切な住まいをいち早く塗装して修繕したい、でもまとまった費用が用意できない…
そんな場合でもリフォームローンをご活用いただくことで、無理なく早期のメンテナンスを実現できます。

「ゆとり R 35リフォームローン」についてはこちらの記事をご確認ください。

まとめ

我が家の外壁塗装の必要に迫られ見積もりすると、塗装費用ってなぜこんなに高いのか?安い塗装業者があるのはなぜなのか?そんな疑問に悩まれたかと思います。

それでも、相場や仕組みがおわかりになると少しは安心してお見積もりの検討をしていただけることでしょう。

もしご不明なことなどございましたら、外壁ショップリフォームアドバイザーにご質問いただければと思います。