後悔しない色選び、外壁塗装の塗料の色の選定のコツ

こんにちは、外壁ショップのリフォームアドバイザー竹内です。
せっかく外壁塗装するのだから、ちょっと今までと違う色を…と思う反面、結局無難な色にした方がいいのかなと思ったり。塗料の色の選び方って悩ましいですよね。

そこで、外壁塗装のプロの観点から、上手な色の選び方についてお伝えしたいと思います。

実際に見ていいなと思った外壁色をストックしておく

街中や紙面で素敵な外壁色の住宅を見かけたら、できる範囲で写真など資料として用意しておきましょう。塗料の選定をし塗装業者に相談する際に役立ちます。

ドアやサッシの色などご自身の住宅と似た住宅だと参考にしやすいですね。
お住まいの住宅とかけ離れた外観の住宅だと、そのまま真似してもイメージ違いになりやすく失敗の元になるので注意しましょう。

また、写真の色をそのまま塗料の色と比較し選定すると、実際塗ったら思ったより色が濃かった、などというイメージ違いにつながります。

資料はあくまでも実現したいイメージを伝えるために使います。その上で、外壁塗装のプロに選定してもらうとイメージ違いを最大限回避できます。

なお、他人の家を近距離で撮影するのは、プライバシーの侵害や肖像権に触れるなどの問題があるため許可を得るなどしてトラブルにならない配慮が必要です。

インターネットで外壁色のサンプルを探すには

Google検索で「外壁色」「外壁色 ツートン」「外壁色 おしゃれ」などのキーワードで検索し、画像タブを開くことで色々な外壁色の画像を見ることができます。

SNSではPinterest(ピンタレスト)を使うと、多くの事例を見ることができます。「外壁」で検索すると色や材質のキーワードで候補がたくさんでてきます。

汚れの目立たない外壁色を選ぶ

外壁塗装のよくある失敗として、汚れが目立つ色を選んでしまうことがあります。

外壁は、普段なかなか掃除やメンテナンスをすることはありませんから、なるべく汚れの気にならない色にしておくことで、後から後悔することを回避できます。

グレー・アイボリー・ベージュの3色は、汚れの目立たない代表的な色です。

反対に汚れが目立つのは白・黒。
色褪せしやすいのは赤です。

風雨にさらされてつく雨だれなどの水垢、埃などは薄茶色をしています。
ですから、真っ白な外壁にスーッと縦にスジがついているとみすぼらしくなってしまいます。同じ汚れでも、黒い外壁には白っぽく汚れが目立ちます。

さきほどの汚れの目立たない3色のなかでも、グレーはよくいえば落ち着き感スタイリッシュさ、悪くいうと冷たさ暗さを感じることがあります。

そういったことからも、アイボリーやベージュは優しさや暖かみのある色として人気の外壁色です。

風景に馴染む外壁色を選ぶ

自分の好みの色を外壁色に実現するのも良いですが、愛着ある我が家の見栄えに関わる色ですから、あまりにも奇抜な色にすることはおすすめしません。

とくに、景観条例といった自治体による景観保全のルールがある地域では、街なみの緑などに配慮し、外壁色を決めることが必要になります。

天気のいい昼間に実際に外壁色の見本を見て決める

パソコンのディスプレイや紙面で見る色と、実際外壁に塗布した色ツヤとは見え方が異なります。ツヤも実際に見ないとなかなか分かりづらいです。

ですので、天気のいい日中に実際の太陽光のもとで色見本を壁に当てて確認すると、色のイメージ違いは大幅に減らせます。

当外壁ショップでは、現地調査の際に色見本を壁に当てて外壁色を見ていただいています。

屋根や外装部品・工業製品やとの色合いもお忘れなく!

屋根はもちろんのこと、照明やエアコン室外機などの工業製品や、雨戸・雨どい・カーポート・玄関アプローチ・ベランダ・バルコニー・破風・鼻隠し・軒天・庇(ひさし)・笠木・通気口・窓・ウッドデッキなどの外装部品の色との相性も大事です。

色が多いとごちゃごちゃ見えてしまうことがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。大切な我が家の外壁色、失敗したくないですよね。

もしまだ、外壁色に迷いや不安を感じておられましたら、遠慮なくご相談くださいませ。